
夏の乗馬の服装とありがちなNG乗馬ファッション【初心者向け】
最終更新日 2023年8月10日 by lexia
これからのサマーシーズンに「馬にまたがって涼しい風を感じでみたい!」「乗馬を初めてみたい」という方は多いのではないでしょうか?
そんな乗馬初心者さんのために、この記事では夏の乗馬に適した服装と注意点を元乗馬クラブインストラクターが説明いたします。
夏にありがちなNG乗馬ファッションやコーディネートのOK例なども合わせて具体的にご紹介いたしますので、是非参考にして下さい!
夏の乗馬に適した服装とは?
早速、乗馬に適した服装について、乗馬クラブ元インストラクターの視点で解説いたします!
乗馬時に推奨される服装は以下の通りです。
ポロシャツもしくは襟付きのトップス
乗馬用キュロットもしくは動きやすい長ズボン
乗馬用ブーツもしくはヒール部分にくぼみのあるスニーカー
夏の乗馬クラブでは半袖のポロシャツを着ている人が大半です。
女性は日焼けを気にされる方も多くいらっしゃいますので、長袖やアームカバーを着用されても問題ありません。
乗馬ブランドのポロシャツでなくとも、ユニクロやスポーツウェアのもの全く問題ございませんよ!
なお、乗馬レッスンを受ける際はある程度きちんとした格好の方が好印象ですし、乗馬に馴染みやすいでしょう。
カジュアルなTシャツでも構いませんが、乗馬体験やレッスンを受けるのであれば襟付きのポロシャツやワイシャツが好ましいです。
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また、乗馬キュロットは乗馬をする際の必須アイテムです。
乗馬体験であればジーンズやレギンスでもよいのですが、30分~45分位しっかりとレッスンするとなると、安全性の観点からあまり好ましくありません。なにより、ジーンズやレギンスだと股ズレなどが起きてしまう可能性がございます。鞍は丈夫な硬めの本皮で出来ていることが大半ですし、それに加えて馬の独特な背中の動きや反動になれない人がほとんどです。
(ここだけの話最初はほとんどの人が内ももや股ズレを経験すると思います、、、)
そんな不快感を軽減してくれるのが乗馬用キュロットです。
こちらは乗馬用ズボン(パンツ)とも良い、その名の通り乗馬に特化して作られたズボンのことです。伸縮性が抜群で、擦れやすい膝やお尻部分などの鞍と接地する部分を分厚く作り、保護できるのが特徴です。
膝を曲げ伸ばししやすい伸縮性のあるジーンズでも構いませんが、お試しだけではなく今後も乗馬を続けたいという方は乗馬キュロットを推奨します。
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おしゃれな乗馬キュロットをお探しの方は以下の記事をご覧下さい!

また、乗馬キュロットにはベルトループがついているものがほとんどですので、ベルトも着用しましょう。
正装を意識する必要はございませんが、インストラクターのレッスンを受ける際には最低限のマナーある服装を心がけると安心でしょう。
色々な乗馬ブランドからおしゃれなベルトが沢山販売されておりますが、乗馬初心者さんでまだお金をあまりかけたくない、という方は普段ご使用頂いているベルトで全く問題ございません。
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最後に靴ですが、乗馬用のブーツの用意が難しい、という方はスニーカーでも構いません。
乗馬クラブによっては乗馬用ブーツの貸し出しを行なっているところもございますございますが、他の人が履いた靴を借りるのは抵抗がある、という方にはぜひヒールにくぼみのあるスニーカーを推奨致します。
ここが乗馬初心者さんに特に注意して頂きたいポイントです!この理由は2点あります。まず、乗馬の際には鎧(あぶみ)を踏んで鞍に座ります。
この鎧は足の幅の一番広い箇所で踏むのですが、踵がついていないものだと引っ掛かりがないので、うまく鎧を踏むことができない、慣れていない初心者さんですとどんどん前に滑ってしまい危険な状態になってしまいます。
鎧が正しく踏めないと、鞍の上でうまく自分のバランスを取れないことはもちろんなのですが、最悪落馬の際に鎧が抜けず、宙ぶらりんの状態になって大怪我をしてしまう可能性があるんです。。
ですので、鎧を正しく踏むためにも、踵のストッパーになるヒール付きのものを選びましょう。
2点目ですが、乗馬の際にはハーフチャップスと言ってふくらはぎ全体を保護する革製の簡易ブーツを履きます。
(長靴という乗馬用ブーツもございますが、初心者さんの場合はたいていこちらのハーフチャップスの貸し出しがほとんどでしょう)こちらのハーフチャップスは靴のヒール部分に引っ掛けて着用するものなのですが、そもそも靴の底が平らですと引っ掛けることができず、騎乗時に脱げてしまう・ズレてしまう可能性が高いです。
そうなると足を十分に保護することができず、怪我をしてしまう可能性がございますので、底が平らでないスニーカーをお選び頂いた方がベターです。

この様に鎧を足幅が一番広い部分で踏むのが正しい乗馬の騎乗姿勢です
乗馬の服装で注意しなくてはいけないこと
続いては乗馬の服装で気をつける点をご紹介いたします!
特に初めて乗馬クラブに行く方や、まだそこまで乗馬クラブに通いなれていない、という方には参考になるかと思います!
以下が服装の注意点です。
華美になりすぎない
ダボダボしすぎない
露出が多くなりすぎない
まず華美な服装についてですが、装飾がついていたりするものですと、もし万が一落馬してしまったり、馬のお世話の際に引っ掛けてしまったりする危険性がございます。
スパンコールやクリスタル位の装飾であれば全く問題ないのですが、派手な大ぶりのフリンジやスタッズなどのデコレーションは避けたほうがベターでしょう。

こういったフリンジ付きのトップスは一般的なファッションとしてはおしゃれなのですが、乗馬の際には少々危険性があります。。
次にダボダボ・オーバーサイズ過ぎない服装についてですが、こちらも安全性の観点から注意すべきでしょう。
ゆるすぎたりすると、乗馬の際に服の裾などを引っ掛けてしまう可能性がございます。
また、どの乗馬クラブでも、ご着用のトップスの上からジャストサイズの乗馬用のプロテクターの着用が義務づられています。
ですので、ゆるすぎるとプロテクターを着づらくなったり、先程の乗馬用ブーツが履きづらくなってしまいます。
今どきのファッションの流行と乗馬に適した服装は異なりますので、男女共にジャストフィットなサイズ感を選んで頂いた方が馬に乗りやすく、安全性も高いです。
最後に、露出が多くなりすぎない、という点ですが、夏の暑さが本格化するこれからのシーズンに特に留意して頂きたいポイントです!
とはいえ長袖長ズボンじゃないとダメ!とまで厳しく考える必要はないのですが、男女共に短パンは控えましょう。また、女性の場合はレギンスでも構いませんが、メッシュなどの薄すぎる生地ですと鞍に跨った際に内腿やふくらはぎが擦れてしまう可能性がございますので、お肌を守るためにも適度な厚みの生地のレギンスをお選び頂くと良いでしょう。
乗馬の服装OK例とありがちなNG例
ここまで乗馬の服装と注意点についてお話致しましたが具体的にどんな服装がよいのかイメージがつきにくかった方も多いのではないでしょうか?
そんな方のために、乗馬の服装のOK例とNG例を男女別にご紹介致します。
是非見比べてみてくださいね♪
乗馬の服装NG例
まずは女性&男性のNG服装例をご紹介いたします!どこかだめなのか先程の説明と共に考えてみてくださいね!
まずはオーガンジー・レース素材の大ぶりなフリルのデザイントップスはあまり乗馬には向きません。大切なお洋服をどこかに引っ掛けて傷つけてしまう可能性ありますし、動きにくい素材ですと十分に乗馬を楽しめない・安全に騎乗できない可能性が高いです。
また、ダメージジーンズは露出が高いのでこちらも控えましょう。
そして、こちらのような底が平たいスニーカーはファッションとしては可愛いのですが、先ほど申し上げた通り、鎧をきちんと踏めない・乗馬用ハーフチャップスを履けない可能性が高いのでこちらも控えましょう!
こちらも先ほど触れた通り、襟付きなのは良いのですが、ダボダボすぎる・ゆるすぎるトップスですよね。
また、短パン・サンダルでは乗馬をできません!w乗馬クラブによってはレッスンを断られる、もしくは着替えを促されますので、こちらも乗馬においてはNGの服装です。
上記のような服装は乗馬には向きません。
安全に楽しく乗馬を楽しむためにも、以下OK例を参考に乗馬の服装を準備しましょう!
乗馬の服装OK例
続きまして、乗馬初心者さんのOK乗馬ファッション例をご紹介致します!どこが良いポイントなのか是非考えてみてください!
ジャストフィットのポロシャツに、膝を曲げ伸ばししやすい程よくタイトなパンツ、ヒールのあるスニーカーといった、乗馬初心者さん・乗馬体験者さんのばっちりの正解服装例です!
また男性の乗馬時の服装も同様に、襟付きのシャツに動きやすく肌を保護してくれる厚みのデニム、スニーカーが良いでしょう。
これからの暑さが続くシーズンでは熱中症対策・日焼け対策が欠かせません。通気性の高いリネンやコットン素材のトップスを着用する、ネッククーラーを巻く等で乗馬を楽しんで下さいね♪
乗馬初心者に適した服装まとめ
この記事では乗馬初心者さんに向けて乗馬の適した服装とその注意点をご紹介致しました!
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