馬の特徴と生態について【最新の研究結果あり】

馬メディアレクシア | 馬の特徴と生態について【最新の研究結果あり】 馬のあれこれ

最終更新日 2024年2月13日 by 馬メディアレクシア

この記事では、馬の特徴と生態について、海外の最新研究結果を元にわかりやすく解説します!「馬ってどんな生き物?」「馬について興味がある」という方は是非ご覧ください。

馬ってどんな生き物?

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まずは、馬はそもそもどんな生き物なのかについてお話しします。

馬の起源と進化

アメリカ自然史博物館の資料によりますと、馬の起源は約5500万年前に生息していたヒラコテリウムというウマ科の生き物まで遡ります。
実はヒラコテリウムは狐と同じくらいの小さいサイズでしたが、気候変動による草原(生息地)の拡大や、人間による家畜化により体が大きくなり、今の馬の大きさまで進化したそうですよ!

引用:アメリカ自然史博物館

また、馬は古来より集団で生活する生き物で、社会性が高くコミュニケーション能力に長けています。
家畜として人間と密接なパートナー関係を結べたのも、この能力の高さが起因しているでしょう。
以下では、馬のコミュニケーション方法について最新の研究結果を元に詳しくお伝えします!

馬のコミュニケーション方法とは?

馬はしばしばおとなしくてあまり頭の良くない生き物として捉えられることもありますが、実は非常に賢く、微細な表情の違いを認識しコミュニケーションをとることが海外の研究でわかっています!

馬はコミュニケーションにおいて、仲間の馬の耳の向きを重要視しています。サセックス大学の研究によると、馬は相手の馬の目と耳の動きを見て、感情を読み取るそうです。
具体的には、馬が他の馬の顔を見て、その馬の視線の方向や耳の向きを判断し、それに基づいて行動を決定する方法が調査されました。
この研究により、馬は他の馬の顔の表情を見て、その馬の注意や感情状態を理解し、それに基づいて行動しているということがわかりました。

引用:University
of Sussex

つまり、馬は目と耳の些細な動きでコミュニケーションをとっていることがわかりました!
今まで私達は尻尾の動きや体の動きで馬の気持ちを把握していましたが、耳の動きに注目すると馬の気持ちについてより深く知ることができそうですね!

現代の馬の生息地と生活環境

馬は古来より家畜として人間の生活を支えていますが、今日では野生馬はほとんど見られず、大多数の馬は人間に飼い慣らされています。

現在は

  • 乗用馬
  • 競走馬
  • 農用馬

の大きく3グループに分けられ、各厩舎で管理されています。
どのグループに属するかで馬の飼育方法やそれぞれに向いている種類や性格などは異なります。
以下では各馬についての特徴を紹介します。

乗用場の特徴と飼育方法

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乗用馬とは、乗馬用の馬を指します。基本的に乗馬クラブで飼育され、乗馬クラブのお客様を乗せるのが特徴です。

乗用馬は

  • サラブレッド
  • アングロアラブ
  • ポニー
  • 中間種

などの多くの種類の馬が活躍しています。内国産の馬や外国産の馬など多くの品種の馬が乗馬クラブに在籍しています!

5~25歳くらいの幅広い年齢の馬が乗用馬として日々乗馬クラブで活躍しています。

乗用馬の性格は基本的に大人しく、人間に従順であることが重要視されています。
乗馬クラブのお客様を安全に乗せられるかどうかが大切なので、気性が荒かったり、些細な物音にびっくりしてしまうような神経質なお馬さんは調教する中で改善されます。

乗用馬は基本的に乗馬クラブの厩舎の馬房(ばぼう)と呼ばれるそれぞれのお部屋に住み、食事やトレーニングが乗馬クラブのスタッフによって管理されています。

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これが馬の馬房です。

競走馬特徴と飼育方法

馬メディアレクシア | 馬の特徴と生態について【最新の研究結果あり】競走馬とは、競馬用の馬を指します。基本的に競走馬の育成を専門とする厩舎で飼育され、競馬で勝つためにトレーニングされます。

競走馬は

  • サラブレッド系
  • アラブ系

の品種の馬が多いです。サラブレッドやアラブはスマートで軽量な体型をしているので、大型の馬よりも早く走りやすい特徴があります。

乗用馬と異なるのは、年齢が若く、1~6歳の馬が多いです。競走馬は人間でいう陸上競技のアスリートのようなものなので、若い年齢のうちからトレーニングを積み競馬のレースに出場することが多いです。

そんな競走馬の性格は、フレッシュで警戒心が強いのが特徴です。年齢が若いので、元気一杯で興奮しやすいお馬さんも多く、些細な物音などに神経質になる馬もいます。

競走馬も乗用馬と同様に、厩舎の馬房と呼ばれるお部屋に住み、調教師と厩務員(きゅうむいん)によって調教と飼育が管理されています。

農用馬特徴と飼育方法

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ペルシュロンという品種の馬です。

農用馬とは、食用の馬や、ばんえい競馬用の馬を指します。それぞれ専門の厩舎で飼育されます。

農用馬になるのは、基本的に

  • ペルシュロン
  • ブルトン

などの重量品種です。乗用馬や競走馬と比較して体格が大きく、脂肪分・筋肉量が多いなどの特徴があります。

ばんえい馬の年齢は9歳以下、食用の馬は2~5歳前後なのが特徴です。

ばんえい馬の性格は、おっとりとしていて温厚なのが特徴で、素早く走ったり機敏にう動いたりするのが苦手です。

ばんえい馬や食用馬も他の馬と同様に、厩舎に住み、厩務員達によって飼育管理されています。

最後に

この記事では、馬の特徴と生態について、最新の学術結果を交えながら乗用馬や競走馬ごとの性格や種類などを紹介しました。
馬は耳の動きで相手の馬の気持ちを読み取りコミュニケーションを取ることがわかりました。
乗馬に興味のある方は是非以下のページもご覧ください!

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